和合亮一、姜尚中さんが震災経験語る 福島で「未来の祀りカフェ」

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「失われた古里」などについて語り合う和合さん(左)と姜さん

 福島市在住の詩人和合亮一さんが発起人のイベント「未来の祀(まつ)りふくしま」の一環で、まちづくりや文化の担い手を増やすことを目的にした「未来の祀りカフェ」が22日、福島市で開かれた。和合さんと政治学者の姜尚中(カンサンジュン)さん(熊本県出身)が福島と熊本、共に震災を経験した立場からトークを繰り広げた。

 和合さんと姜さんは、それぞれの古里に思いをはせ語り合った。2人は震災や原発事故で風景が変わってしまった町を「失われた古里」と表現。和合さんは火災で失われた山津見神社(飯舘村)のオオカミの天井絵が戻り、村民が「自信、誇りになった」と話したエピソードを紹介した。これに対し、本県や東北各地、阪神大震災の被災地を取材し、震災と向き合ってきた姜さんは「古里はまるで体の一部。その人の記憶、人生が刻まれている。失われた古里を見つめ直す象徴として、原発や熊本城があるのでは」と語った。

 トークに先立ち、本県の伝統文化のPR活動を担う「伝統文化みらい協会」が出演し、7~18歳のメンバーが大河ドラマ「真田丸」のテーマ曲や「ふるさと」などの曲に合わせ、伝統の踊りを披露した。

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