放置された果樹木の管理徹底を 「クマ」被害防止へ専門官提案

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 夏から秋にかけての農作物の収穫シーズンに向けた県のクマ被害防止対策会議が24日、県庁で開かれた。県野生動物調査専門官の溝口俊夫さんが人里での被害防止対策の一つとして、収穫せず放置されたままになっているカキやクリなどの果樹木を管理することを提案した。

 溝口さんは、カキやクリ目当てにクマが人里に出没しないよう、放置された果樹木を伐採したり、クマが樹木に登れないようトタン板を巻くなどの対策を挙げた。

 さらに近年は畜舎に侵入して家畜用の餌を食べたり、ニワトリ小屋を襲うケースがあることから、畜舎の周りに電気柵を設置する対策も必要とした。

 また人里で餌を豊富に摂取したクマの繁殖率が上がる可能性があるとして「クマが人里に下りないようにすることが必要」と述べた。今年は子連れのクマの目撃が多いと指摘、キノコ狩りでの注意なども呼び掛けた。

 県警によると、今年8月17日現在(速報値)のクマの目撃件数は前年同期比151件増の316件。人身被害は3人減の2人。

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