映画「おとめ桜」で復興後押し 竹中直人さんら出演、撮影開始へ

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記者会見し映画への思いを語った(左から)横山監督、えのきさん、高樹さんら

 白河市の国指定史跡小峰城跡にある「おとめ桜」の伝説を題材にした短編映画の撮影が25日、同市の白河神社などで始まる。出演者が24日に発表され、小峰城改築で人柱に選ばれる和知乙女(わちおとめ)の父親で白河藩藩士の和知平左衛門を俳優竹中直人さん(60)、乙女の母親和知小絵(さえ)を俳優高樹澪さん(56)が演じる。

 高樹さんと横山浩之監督(55)、公開オーディションで乙女役に決まったタレントえのきさりなさん(19)は24日、白河市で記者会見した。

 乙女の衣装を着て会見に臨んだえのきさんは「映画を通して歴史や文化など白河の魅力を発信したい」と強調。ドラマの撮影などで本県を訪れたことがあるという高樹さんは「緑にあふれ、来る度に力をもらっている。福島が前に進んでいることを伝えたい」と本県復興への思いを語った。

 横山監督は「風評が根強く、福島の人は戦い続けている。映画をきっかけに福島の本当の姿を知ってほしい」と言葉に力を込めた。

 映画は20~25分で10月中旬にも完成する。同市文化交流館「コミネス」で上映会が予定されており、国内外での短編映画祭などに出品される。

 映画は、白河を訪れた女性が小峰城に伝わる「おとめ桜」の秘話を聞く場面から始まる。江戸時代初期に、幕命で小峰城の城郭大改築が行われたが、工事は難航した。そこで人柱をたてることが決まり、選ばれたのが工事責任者の平左衛門の娘、乙女だった。悲運を受け入れる女性の強さや家族愛などが描かれる。

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