一の湯がホテル開業へ 楢葉の竜田駅東側、ルートインは進出断念

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協定書を取り交わす松本町長と小川社長(右)

 楢葉町のJR竜田駅東側地区の再開発計画で、大手ホテルチェーン「ルートイングループ」が熊本地震での被害を理由にビジネスホテルの建設を断念したことが25日、分かった。予定地には、神奈川県の箱根温泉で老舗旅館を展開する「一の湯グループ」のファーストスプリング(いわき市、小川晴也社長)がビジネスホテルを開業させることが決まり、町と同日、進出に関する連携協定を結んだ。

 ルートイングループは2017(平成29)年度の開業を目指し、200~400室のホテルを造る計画だった。しかし、熊本地震で熊本県内の5ホテルが被災し、1ホテルは休業が続いており「景気の不透明感を踏まえ、総合的な判断から計画を先送りしたい」と町側に伝え、町と結んだ進出に関する覚書を解約した。

 ファーストスプリングは今年7月、宿泊業での本県進出を目的に設立。竜田駅東側地区に約200室の3階建てホテルを建設する計画だ。来年早期に着工、18年8月をめどに開業を目指す。コンビニエンスストアのような商業施設やレストランを備えて利便性を高め、温泉を掘ることも視野に入れている。

 廃炉作業員や国内外から訪れる研究者らの宿泊需要に応える一方、サッカートレーニング施設のJヴィレッジ(楢葉、広野町)の復活を見据え、観光ニーズも取り込みたい考えだ。

 楢葉町役場で行われた締結式では、松本幸英町長と小川社長が協定書を取り交わした。

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