『漁業復興』歩み止めない! 相双漁協・新拠点施設で業務開始

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再建された拠点施設で業務をスタートさせた相双漁協の職員たち

 津波で流失した相馬双葉漁協の拠点施設が相馬市の松川浦漁港に再建され29日、同漁協が現地で業務を開始した。節目の日を前に、職員たちは漁業復興への思いを一層強めた。

 施設には、拠点機能を移していた岩子事務所から引っ越しを終え、新たな環境で再スタートを切った職員の姿があった。東京電力福島第1原発事故に伴う本格操業の自粛、根強い風評被害。山積する課題に立ち向かってきた漁師や漁協職員にとって、拠点施設の再建は大きな前進だ。

 同漁協の佐藤弘行組合長(60)は「海を一望できる場所にできたこの建物は、組合員や職員の励みだ」と評価。「さらに復興を進めなければならない」と決意を語った。

 同施設は水揚げされた魚などの市場機能に漁協の拠点の役割を備える。延べ床面積が約8400平方メートルの一部3階建てで、市が国費を用いて整備した。同漁協は指定管理者として施設を運営し、相双沖の魚介類の安全性と味を広く周知する。9月18日に落成式を行う。

 佐藤組合長は「震災から2000日を前にやっとここまできた。さまざまな支援に応えるためにも、漁業復興の歩みを止めない」と意気込んでいる。

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