統合失調症・障害程度の「検査手法」発見! 社会復帰促進に期待

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 大阪大大学院連合小児発達学研究科の橋本亮太准教授と、福島大人間発達文化学類の住吉チカ教授らの研究グループが、統合失調症患者の認知機能障害の程度を約15分間で検査する手法を発見した。研究成果が31日までに米国科学雑誌の電子版に掲載された。国内の各施設で統一の基準での検査が可能になり、統合失調症患者の社会復帰の促進に役立つことが期待されるとしている。

 研究グループによると、理解力や判断力などを示す認知機能(知能)の障害は統合失調症の中心的な症状の一つ。この障害の的確な評価は患者の社会復帰に向けた治療を行う上で重要だが、従来は1時間30分以上を要する検査しかなかったという。

 統合失調症専門外来で診断、治療に当たってきた橋本准教授と、統合失調症の認知機能などを研究している住吉教授が、「ウェクスラー式知能検査」と呼ばれる一連の検査のうち、物の類似性を答える検査と、同じ形の記号を探す検査の2種類を組み合わせて行う検査が、認知機能の評価に有効であることを確認した。日常生活や地域社会への復帰が可能かどうかの予測にもつながる可能性があるという。

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