「FMいわき楢葉中継局」が開局 生活に役立つ情報を発信

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オンエア開始のスイッチを押す松本町長と渡辺社長(右)

 いわき市のコミュニティーFM「SEA WAVE FMいわき」の放送を楢葉町に届ける「FMいわき楢葉中継局」が1日、開局した。原発事故からの帰還を進める中、町に戻った住民もFMいわきの番組を聞くことができるようになった。周波数は76.2メガヘルツ。

 FMいわきでは2011(平成23)年6月から毎週土曜日の正午に、町の広報番組を放送。楢葉中継局の開局に向けては公設民営方式を取り、町が総合グラウンドに高さ21メートルのアンテナを立て、FMいわきを運営するいわき市民コミュニティ放送が放送免許の取得や運営を担う。事業費は約3200万円で、国の補助金などを活用した。

 町と同社は「防災の日」の1日、災害時に緊急放送を流す協定を結んだ。震災を教訓に災害時の情報発信手段を多重化する目的で、同社は町の要請に応じて臨時災害放送局の開設を支援する。

 「平時は楽しくおいしい情報、有事には助かる情報、避難生活に役立つ情報を発信していく」。渡辺弘社長は町役場で行われた開局式で意欲を語った。午前10時に合わせ、松本幸英町長と一緒にオンエアのスイッチを押した。松本町長は「ラジオは身近な情報インフラで町の防災体制に不可欠。いわき市民と楢葉町民の相互理解と交流の促進にもつながる」と期待した。

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