10年前の思い届けます... 「未来への手紙」、福島県飯舘が発送へ

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 
25日の発送に向けて切手を貼るなど準備に取り組む村職員=7日、飯舘村役場

 東京電力福島第1原発事故で全村避難が続く飯舘村は7日、村が10年前の未来への手紙事業「Dear大切な人―10年後のあなたに」で村民から募った手紙の発送準備を行った。25日の発送に向け、10年前より増額された料金分の2円切手を貼るなどの作業に追われた。

 10年前に立村50周年記念として行われた企画で、村民ホールに丸形ポストを設置、村民らから1840通の手紙が集まった。村は10年間にわたり手紙を金庫で保管していた。村職員は切手のほかに、返送先として村役場の住所シールを貼った。全村避難が続くため避難先に転送されない場合に、確実に村役場に手紙が戻ってくるようにするための措置も取った。

 菅野典雄村長は「10年の間にまさか全村避難の状態となるとは思っていなかったが、手紙を受け取った人は10年の月日をかみしめながら読んでもらえれば」と話している。

 手紙は25日に村交流センターで開かれる村制施行60周年記念事業「いいたて60祭」で発送される。

民友セレクション