『笑育』...ボケ!ツッコミ!児童ら柔軟思考 授業が笑いの渦に

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「ミニ漫才」を披露し、笑いに包まれる教室=9日、川俣町

 東京電力福島第1原発事故で川俣町に仮設校舎を置く飯舘村の草野・飯樋・臼石小は9日、漫才の実演などを通してコミュニケーション力や柔軟な思考力を養ってもらおうと、「笑育(わらいく)」と題した授業を行った。児童がプロの漫才師とミニ漫才を披露し、笑いの渦に包まれた。

 松竹芸能(大阪市)と飯舘村が連携し企画した授業で、お笑いコンビ「アメリカザリガニ」が講師を務めた。漫才の基本となる「ボケ」と「ツッコミ」を考えるシートを配布、漫才の仕組みを紹介した。

 シートで空欄になっているのはボケ部分。「好きなお弁当のおかずは?」「好きなアイドルは?」「好きな教科は?」などの質問に対し、児童たちは独創的なボケを連発し爆笑を誘った。漫才を体験した高橋葵君(6年)は「ネタ作りが楽しかった。意外にボケを考えるのには頭を使うと思った」と笑顔を見せた。

 同社と村は来年度から、小、中学校で「笑育」の本格導入を検討しており、授業に取り入れられれば東北で初となる見込み。

 同社は2012(平成24)年から、大阪府や東京都、横浜市などでもプロ漫才師による出前授業「笑育」を展開している。同社の井上貴弘社長は取材に「表現力豊かな子が多かった。シリーズで授業ができれば、さらにユーモアのセンスが出てくると思う。大阪では、子どもたちが授業で積極的に手を挙げるようになったなどの効果が出ている」と話した。

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