野口勝宏さん、花の作品...思い熱く語る 福島で「トークショー」

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花の写真を撮り始めたきっかけなどを話す野口さん

 第26回みんゆう県民大賞の芸術文化賞を受賞した写真家野口勝宏さん(56)の写真展に合わせたトークショーが10日、福島市万世町の福島銀行本店地下ホールで開かれた。野口さんは花をテーマに作品を撮り続けることについて、「喜んでくれる人たちがいることが作品づくりにつながっている」と思いを語った。

 トークショーは野口さんと親交の深い佐藤啓三氏(ル・プロジェ執行役員)との対談形式で行われた。野口さんは、代名詞でもある花のシリーズを撮り始めたきっかけについて「東日本大震災で(写真の)仕事がなくなり、その時に花を見て癒やされた。その思いを共有できないかと考えた」と説明。避難者が仮設住宅で咲かせた花もいつかは枯れるが、写真に残せば再び笑顔を咲かせる力になると気付いたという。その上で「あえて背景をつくらず、見る人の思いを重ねてイメージできるよう作品を仕上げている」と語った。

 また、自らの写真がデザインされた全日空の特別機「東北フラワージェット」をわが娘と思って「ジェト子」と呼び、飛行先を毎日チェックしているというエピソードも披露した。

 写真展は19日まで。入場無料。展示時間は午前10時~午後6時。

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