麓山の火祭り復活へ 富岡の伝統神事、「17年8月」町長が表明

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 富岡町上手岡地区の麓山神社に400年以上前から受け継がれている伝統の神事「麓山の火祭り」が来年8月にも、復活する見通しとなった。原発事故で居住制限区域となり現地では休止を余儀なくされたが、氏子や地元の青年会が「伝統の火を絶やさない」と避難先で歴史をつないできた。宮本皓一町長が10日、麓山神社の復興記念式典で再開を目指す方針を表明した。

 麓山の火祭りは毎年8月15日、男衆が大松明(たいまつ)を担ぎ、神社の参道から麓山山頂の奥の院へ駆け上がる勇壮な神事で、県の重要無形民俗文化財に指定されている。

 宮本町長は式典で、来年4月に帰還を始める目標に触れ「来年8月には麓山の火祭りを復活させたい。帰還とともに(震災前まで)町内で行われていた全ての行事、町観光協会などの各種団体の活動を再開させていく考えだ」と明言した。

 これに先立ち坂本寿昭氏子総代長は、解体した社務所の再建に合わせ、2年後の2018(平成30)年8月に火祭りを再開させたい意向を述べたが、宮本町長は再開時期の1年前倒しに強い意欲を示した格好だ。

民友セレクション