福島医大・TRセンター完成 医薬品開発支援、医療と産業を橋渡し

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医療-産業TRセンター内を視察する開所式出席者ら=12日午後、福島医大

 福島医大ふくしま国際医療科学センターの一部門「医療―産業トランスレーショナルリサーチセンター(Translational Research Center、TRセンター)」の建物が完成し、12日、福島市の同施設で開所式が行われた。

 建物は福島医大構内に建設され、8階建て延べ床面積約5560平方メートル。同センターは2012(平成24)年に設立されており、建物には福島駅前や大学構内に点在していた研究拠点を集約する。人員体制は研究者や事務職員など96人。

 TRセンターは医療と産業を橋渡しする役割を担う。人の細胞など生体の材料やその情報(データ)などを集め、製薬企業に有償で提供したり、受託研究に取り組む。材料や情報は、製薬企業ががんを中心とした病気の新規治療薬や診断薬、検査試薬を開発するのに活用される。

 こうした材料の創出やその評価を体系的に行う施設は全国でも例がなく、新産業としての発展のほか製薬企業の県内進出につながることが期待される。

 開所式では同大の菊地臣一理事長が「世界に誇れる医薬品開発支援拠点として地域産業の活性化や福島の復興に貢献していく」とあいさつし、内堀雅雄知事や松村祥史経済産業副大臣、杉山純一県議会議長、小林香福島市長らとテープカットを行った。

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