現職堅実に議席守る いわき市議選戦いの跡、「一票の重み」印象づける 

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いわき市総合体育館で行われた開票作業

 いわき市制施行・市議会50周年に当たる節目の年の市議選は現職30人、元職1人、新人6人が当選し、地盤を持つ現職が堅実に議席を守った。一方、わずか1票の差が当落を分かち、文字通り「一票の重み」を印象づける選挙戦となった。

 当選者の顔ぶれをみると、自民は当選20人のうち、清水敏男市長に近い会派が勢力を増大、清水市長と一定の距離を保つ会派と拮抗(きっこう)する様相となった。今後の会派編成や正副議長人事など議会運営を巡って水面下での調整が進められるとみられる。

 トップ当選は無所属の元職佐藤和良氏で、唯一5千票台の得票、昨年の県議選への挑戦を経て返り咲いた。当選ラインは前回とほぼ同じ2200票台だった。自民以外の政党は公明、共産が各4人当選し、交渉会派を維持。民進、社民は現職各2人が議席を守った。無所属は5人。

 地区別でみると平12人、勿来6人、常磐、小名浜が各5人、内郷、四倉、遠野が各2人、好間、三和、久之浜・大久が各1人。

 過去最低の投票率とはいえ、12万9270人の有権者が投票に足を運び、票に託した思いがある。選挙期間中、幅広い年代から「こんなに人数が必要なのか」と厳しい声も聞かれた。新議員には、有権者の声を真摯(しんし)に受け止め、それぞれの存在意義を示す意欲的な活動が求められる。

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