壁パネル撤去開始 第1原発1号機、核燃料取り出しへ一歩

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 東京電力は13日、福島第1原発1号機原子炉建屋を覆う建屋カバーの解体作業を再開、壁パネルの取り外しを始めた。11月ごろまでに18枚の壁パネルを取り外した後、防風シートを張り、建屋上部に散らばった大型がれきの撤去に入る。設備を整えた上で2020(平成32)年度から使用済み核燃料プールからの核燃料取り出しに着手する方針だ。

 東電は12日に作業を始める予定だったが、強風のため1日延ばして実施した。13日は雨が降る中、午前6時15分ごろから作業開始。建屋西側の壁パネル1枚(横約23メートル、縦約17メートル、重さ約20トン)を大型クレーンでつり上げ、20分かけて地上に下ろした。壁パネルが外されると、水素爆発で大破してむき出しになった建屋上部が約5年ぶりに姿を現し、折れ曲がった鉄骨や散乱するがれきが見られた。

 炉心溶融を起こした1~3号機周辺は放射線量が高く、人が近づけないため廃炉作業には遠隔操作の装置が使われる。カバーの取り外しや、がれき撤去では汚染の拡大防止に向けた対策の徹底が求められる。

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