外科手術訓練施設も整備 東京・イービーエムが福島に開発拠点

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テープカットする朴社長(中央)ら

 医療機器開発のイービーエム(東京)が福島市に建設した新工場「イービーエムふくしま製造開発センターFIST」が13日、開所した。訓練施設を備えた外科手術トレーニング機器の開発拠点とする。

 外科手術の中でも難易度の高い心臓血管の縫合は現場でなかなか実技を学ぶことができない。人間の心臓と比較的形が似ている豚の心臓や、模擬心臓が埋め込まれたマネキンなどを使って練習できるが、費用がかかるため若手医師は練習の回数が限定されるなどの課題を抱えていた。

 イービーエムが製造するのは、心臓血管の縫合技術を練習するための機器で、心臓の拍動を表現するマシンに血管モデルを着脱する仕組み。比較的安価で、血管モデルを着脱すれば何度でもいつでも練習できるなどの利点がある。同社の朴栄光社長が考案した。

 新工場には訓練施設も備える。10月には新工場で、各国の外科医を集めた医療版ダボス会議「世界手術教育フォーラム」を開く予定という。

 同社は県の補助金を活用して新工場を整備。地元から約10人を採用した。

 開所式では、朴社長が式辞。畠利行副知事、小林香福島市長、横山斉福島医大教授らが祝辞を述べ、関係者がテープカットした。

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