「資金繰り苦しかった」不正受給は福島のNPO、復興補助金問題

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 補助金計543万3000円を不正受給していたとして県が15日に返還を命令した地域づくり団体は、福島市の「NPOほうらい」であることが16日、分かった。同団体の副理事長(59)は同日、県庁で記者会見し、「資金繰りに苦しくなってやった」と釈明。領収書の改ざんなどは「自分一人でやった」と組織的な関与を否定した。

 同団体は復興支援事業で地元の農産物を販売する軽トラ市を定期的に開催、避難生活を送る被災者や地域住民の健康増進を目的にしたジムを運営していた。

 元福島市議の理事長は会見に出席しなかったが、同日、福島民友新聞社の取材に「組織のトップとして指導監督する立場にあり、その責任はある」と謝罪。不正があった期間に国政選挙に出馬するなどしたが、不正への関与や自身の政治活動費への流用は否定し、「会計は(副理事長を)信用していて何もしていない」と述べた。

 副理事長によると、団体に関わる全ての事務を副理事長1人で担当。事業支出が予算より多くなったため、領収書の金額を書き直したり、領収書をパソコンで偽造するなどして事業費を水増しして県へ報告したという。不正に受け取った補助金は人件費などに使ったとしている。副理事長は「罪の意識はあったが県に確認されることがなく、続けてしまった」と説明した。

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