会津からアイデア発信 会津若松で「TEDx」開催、福島県の魅力を世界へ

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多様な視点で本県・会津の「価値あるアイデア」について考えを深めた登壇者や参加者=会津若松市・末廣酒造嘉永蔵

 多分野の登壇者がアイデアを発表する世界的イベント「TED」を母体とする「TEDx(テデックス)会津若松」は18日、会津若松市で開かれ、同市の農業長谷川純一さん(46)ら国内外で活躍する登壇者8人が本県・会津ならではのアイデアを発信した。本県初開催。

 会津大3年の杉井雄大さん(21)=神戸市出身、同大発ベンチャー企業・アイズジャパン社長の山寺純さん(47)=会津若松市出身=が中心となった「テデックス会津若松」の主催。杉井さんが別のテデックスに参加したことを契機に、会津の良さも多くの人に知ってほしいと企画。山寺さんが賛同し実現した。

 長谷川さんは、約400年の歴史を誇る会津伝統野菜を栽培し、江戸時代の会津農書を語り継ぐ。壇上では、会津伝統野菜を通した農業体験、海外との交流について紹介。「野菜の種が人をつないでいく。食を通じて会津の魅力を広めたい」と語った。

 県立博物館主任学芸員の小林めぐみさん(44)は、文化・芸術活動から本県の復興・再生を図る視点の重要性を訴え、県立博物館の活動をアピールした。

 ピーター・フランケンさんは東北の放射線量を測定する団体「セーフキャスト」の活動を踏まえ、風評払拭(ふっしょく)には正確な情報公開が必要とした。

 米国で日本酒を造るジェイク・マイリックさんは酒どころ会津の日本酒の魅力を世界に発信した。

 県内外から約100人が来場。杉井さんは「国内外の視点で語り合うことが大事だと実感した」と振り返る。山寺さんは「今回は会津に限ったテデックスだが、本県全体に範囲を広げていきたい」と構想を膨らませた。

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