【Visit Fukushima外国人の目 いわき編(下)】足湯 不思議な存在

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いわき湯本温泉の一角にある「鶴の足湯」で初めての足湯を体験し、日本文化の良さを感じたエーさん(右)とテテさん

 いわき市平豊間の仮設商店街「復興商店 とよマルシェ」のウロコジュウ自慢の天丼を昼食に選んだ東日本国際大のミャンマーからの留学生テッテッテイリチョさん(22)=通称テテさん=とエーエーティンさん(34)=同エーさん。生ものが苦手な2人だが、写真付きのメニュー表のおかげで、スムーズに注文できた。

 普段、スマートフォンのナビで市内散策しているテテさんだが、仮設のプレハブで営業するこの商店街は初めて知った。「(とよマルシェは)案内されなければ寄ることはなかった」と話し、地元では当たり前の場所にも魅力が隠れていると話してくれた。

 次に向かったのは、いわき湯本温泉郷(同市常磐湯本町)。ミャンマーでは、民族衣装「ロンジー」と呼ばれる巻きスカートをはいて温泉に入り、足湯文化はない。

 「なんで足だけ入るのかと思ったが、気持ち良かった」と「鶴の足湯」につかったエーさん。「日本の温泉に興味がある人は多いが、裸は恥ずかしい人もいる。足湯からなら挑戦できるかも」とテテさんも気に入ってくれた。

 ただ、この足湯には、利用法など詳しい案内板がなく、外国語表記もない。「タオルがあれば通り掛かりでも利用できるのに」と残念がった。「街の癒やしスポットも、足湯を知らなければ池や公園の一角にしか見えない」と話した。

 日本文化を知りたいという思いで観光する2人。「イラストや写真などで分かりやすく外国人に伝えてもらえると、もっと歩いてみたくなる」

 【ひとくちメモ】いわき市観光ガイドブック「IWAKI」 同市で開催された野球の世界大会「U―15(15歳以下)ベースボールワールドカップ2016inいわき」を盛り上げようと、同市が観光客向けのガイドブックを刊行。日本語版と、英語、中国語、韓国語、スペイン語、チェコ語に訳され、無料配布した。

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