いわき・四倉、上昇率「全国3位」 福島県地価、3年連続プラス

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 県は20日、7月1日現在の県内の地価(基準地価、避難区域を除く)を発表、住宅地の変動率は1.5%と3年連続のプラスで、沖縄県に次ぎ全国2位となった。原発事故による被災者需要がピークを越えたことで上昇率は鈍化傾向にあるが、浜通りでは住宅建築の動きが郊外にも広がり、福島、郡山両市など中通りでも住宅需要が高まっているため、依然として県内地価の高水準が続いている。

 県内の住宅地では、いわき市四倉町の上昇率が12.3%で全国3位となった。全国上位10地点に同市の2地点が入り、需要の高さを示す一方、前年は同市の8地点が全国10位以内に入り、住宅の上昇率が全国最高だったことと比べると、落ち着きがみられた。

 いわき市全体の上昇率(住宅地)は5.3%で県内トップ。これまで特に需要が高かった市中心部の住宅団地などで宅地の完売や地価の割高感から上昇幅が縮小する一方、双葉郡に近い市北部の四倉地区で取引が活発化。いわき市以外でも、南相馬市で2.4%、広野町で2.3%などと住宅地の上昇率が高い。

 住宅地、商業地、工業地、宅地見込み地の計4部門の基準地501地点のうち、上昇したのは221地点(前年比12地点減)、横ばい115地点(同10地点減)、平均変動率は1.3%(前年比0.3ポイント減)で、上昇率は前年と比べ落ち着きがみられる。1平方メートル当たりの平均価格は住宅地が2万3000円、商業地が4万4400円で、いずれも前年比同500円増。県内で最も価格が高いのは、住宅地ではJR郡山駅と郡山市役所の中間に位置する郡山市神明町で1平方メートル当たり8万100円、商業地では、うすい百貨店前の通り沿いの同市中町で1平方メートル当たり24万3000円だった。

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