東京五輪「野球会場」前進に喜び あづま軸に検討、復興発信を

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3万人の収容能力を持つ福島市のあづま球場。野球・ソフトボールの本県開催の会場として検討が進められている

 2020年東京五輪の追加種目に決まった野球・ソフトボールの本県開催を巡り、福島市のあづま球場での開催を軸に検討が進んでいることが明らかになった20日、福島市の小林香市長は「震災と原発事故からの復興に向けて力強く歩む姿を世界中に発信できる絶好の機会であり、風評の払拭(ふっしょく)にもつながる」とのコメントを発表、同市開催に期待を込めた。

 あづま球場の収容人数は3万人でグラウンド面積1万4980平方メートル。JR福島駅から車で約20分の位置にあり同市には収容人数7000人の信夫ケ丘球場もある。本県開催を巡っては福島、郡山、いわきの3市が招致に名乗りを上げていた。

 いわき市は誘致を目指した昨年から本格的に活動を展開。いわきグリーンスタジアムなどを会場に、今夏U―15(15歳以下)ベースボールワールドカップを成功させ、国際大会運営の実績を強調してきた。

 郡山市は首都圏からの交通の便の良さを強調。プロ野球の開催実績もアピールしながら要望してきた。

 県内の野球関係者からは野球・ソフトボールの県内開催がさらに進んだと、前向きに受け止める意見が相次いだ。

 県野球連盟会長の花沢興一さん(75)は「県内での開催が検討された時から素晴らしいことだと思っていた。どこの都市であろうと県内でやれることが喜ばしい」と話した。

 花沢さんは「福島の野球人として、成功のために全力を尽くす」との考えを示し、あづま球場については「県都にあり、交通の便がいい。駐車場も充実している。県内唯一の『県営』球場なので妥当ではないか」との見方を示した。

 県高野連顧問の宗像治さん(63)は「3市いずれの開催となっても本県で開催されればとても大きいことだ。どこになっても高野連としては歓迎し応援する。世界レベルの野球を子どもたちに見せることができれば、元気を与えられるのではないか」と話した。

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