郡山に『リアルなかかし』登場 大和田さん制作、大切な稲守る

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地域で話題となっているかかしと制作者の大和田さん(左)

 郡山市下白岩町の水田に設置された「かかし」が「まるで生きているよう」と地域で話題になっている。

 リアルなかかしを制作したのは同市の農業大和田正幸さん(66)。田んぼの稲をスズメなどから守ろうと、5、6年前から年に1、2体ずつ制作。今年は自身が作付けした80アールの水田のうち、住宅近くの田んぼに9体のかかしを置いた。

 かかしは、垂木の骨組みに衣類の余りを重ねてひもで縛り、人の肉感を演出。

 本物の人間の動きに近づけようと関節をボルト締めし、動くように工夫している。スズメが慣れないように、服の着せ替えや、ポーズの変更なども定期的に行っているほか、化学工場で働いていた経験を生かし、知り合いの業者からもらったステンレスやブリキなどの廃材を使って制作した動物のかかしも設置して、大切な稲を守っている。

 大和田さんは「近隣地域の主婦らの散歩コースになっており、デザインなど注文を受けることもある」と照れながら「来年に向けてアイデアを練りたい」と新作の制作に意欲を見せている。稲刈りの後、10月上~中旬に撤去する。

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