垣根越えパンナコッタ開発 福島・玉川産サルナシ使用、地域おこし協力隊員

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今月いっぱい販売されている「玉川村産さるなしソースのココナッツパンナコッタ」

 福島県内地場産品などのさらなる開発、PRに向けて、中通りの地域おこし協力隊員による新たな取り組みが始まった。市町村の垣根を越えて集結した隊員8人の「旬な協力隊プロジェクト」。第1弾として玉川村産のサルナシを使ったスイーツを開発した。今月いっぱい白河市のカフェで販売しており、隊員同士が連携した新たな「地域おこし」を目指していく。

 棚倉町の同隊員増成貴弘さん(28)=福岡市出身=の呼び掛けがきっかけだった。「地域の枠組みを超えて何かできないか」。7月に同町で開かれた研修会で増成さんは、他の隊員が思い通りの活動ができずに悩んでいることを知り、解決には隊員同士の「横のつながりが必要」と痛感。会員制交流サイト(SNS)「フェイスブック」で呼び掛けると、県北、県中、県南地区から同じ思いを持つ計8人が集まった。

 プロジェクトでは、隊員としての各市町村での活動の「見える化」を目指していく。第1弾の「玉川村産さるなしソースのココナッツパンナコッタ」は、玉川村の隊員としてサルナシのPRなどを行う荻野育恵さん(30)=新潟県新発田市出身=が企画した。

 サルナシは今が旬だが「認知度が低く生で食べる機会が少ない。本当のおいしさを県内外に広めたい」との思いを形にした一品。増成さんの知人で、白河市でコミュニティカフェ・エマノンを営む青砥和希さん(25)がサルナシをソースにしてパンナコッタに仕上げるなど、まさに「横のつながり」で誕生したスイーツだ。

 増成さんは「試行錯誤している県内の隊員たちに参加を呼び掛けたい。隊員たちの情報共有が、福島の復興にもつながるはず」と話す。プロジェクトを通して、隊員同士の連携で生まれる新たな「地域おこし」の形を模索していく。

 「玉川村産さるなしソースのココナッツパンナコッタ」は今月末まで、白河市のエマノンで提供している。第2弾は11月、塙町の名産ダリアを使ったインテリアで同店を彩る予定。営業時間は正午(土、日曜日、祝日は午前10時)~午後10時。水、木曜日は定休。

問い合わせは同店(電話0248・57・4067)へ。