倉本聰さん脚本・演出の演劇「走る」、来年県内公演 1月郡山、2月いわき

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「走る」の脚本を書き下ろし、演出を手掛けた倉本さん

 脚本家倉本聰さんが主宰する「富良野GROUP(グループ)」のメンバーらが出演する演劇「走る」が来年1月から全国公演される。

 県内では福島民友新聞社の主催で、1月27日に郡山市民文化センター、2月9日にいわき市のいわき芸術文化交流館「アリオス」で上演される。前売り券を24日から発売する。

 脚本は倉本さんの書き下ろし。女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さんがアトランタ大会で銅メダルを獲得した際のひたむきな走りや、彼女が残した心の記憶と告白に倉本さんが感動、スポーツが人の心を揺さぶる力を舞台に持ち込んだ意欲作だ。演出は中村龍史さんで、倉本さんも共同演出を担う。

◆生きる意味問う

 舞台「走る」は、文字通り、役者が舞台を縦横無尽に駆け抜けるエンターテインメント作品。マラソンを走る若者らの姿を通して、人が生きるということの意味を問い掛ける。

 倉本さんが演者にスポーツ選手並みの汗を流すことを求めて書き上げた脚本は、全編で役者たちが走り続ける。夢を求め、数々の困難に出合い、悩み、挫折し、それでも走り続ける若者らの姿に、戦後「豊かさ」を求めて走り続けた日本人の姿を重ね合わせる。

 演出の中村龍史さんは「マッスルミュージカル」を創り上げた演出家で、スポーツと演劇の融合した舞台が展開される。

 富良野GROUPによる県内公演は、震災と原発事故に人生を翻弄(ほんろう)されながらも懸命に生きようとする本県の人々の姿を訴えた「ノクターン―夜想曲」以来2年ぶり。いわきサンシャインマラソン(2月12日)をはじめ、マラソン・駅伝シーズン真っただ中での県内2公演で、陸上ファンにも熱く訴える舞台になりそうだ。

◆24日から前売り券発売

 福島民友新聞社は24日から前売り券を発売する。

 郡山公演が本社、郡山総支社、郡山市民文化センター、ファミリーマート各店、うすい百貨店で販売。

 いわき公演は本社、いわき支社、アリオス、ファミリーマート各店で取り扱う。

  前売り券は全席指定3800円(当日4300円)。未就学児は入場できない。

 問い合わせは福島民友新聞社「走る」係(電話024・523・1334、平日午前10時~午後5時)へ。

 1月27日=郡山市民文化センター・中ホール(開演午後6時30分)▽2月9日=いわき芸術文化交流館「アリオス」・中劇場(同)