古殿産材を優先活用へ 福島県内初、東京都・港区と町協定

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古殿町が導入したバイオ乾燥機で乾燥中の木材。自然乾燥に近づけることで品質向上が期待できるという

 古殿町は、東京都港区と「間伐材をはじめとした国産材の活用促進に関する協定」を結ぶ。協定締結により、同区内で建築される延べ床面積5000平方メートル以上の建物に町内産の木材が優先的に利用されるようになる。同協定締結は県内で初めて。

 協定締結式は11月2日、同区役所で行われる。同協定締結は2011(平成23)年から始まり、協定自治体数は現在、全国73市町村。今回は同町を含め5市町が新たに協定を結ぶ。

 同区は、対象面積の建物を建てる建築主に協定自治体産の木材を使用するよう促す。建築主は、協定自治体内の製材業者が登録した情報から木材を選ぶ。

 同町は、町の総面積の約8割を森林が占め、林業が主産業の一つ。町担当者は同協定締結で「都心部の建築物に町産材が使用されることでPR効果が期待できる」としている。

 町によると、14年の調査で町産スギは強度が高いことが分かっている。また町は本年度、従来より低温で木材を乾燥させることができる「バイオ乾燥機」を導入。自然乾燥に近づけることで、一般的な高温乾燥では失われやすい木材の色味や香りが残り、強度の劣化を防ぐこともできるという。他産地との差別化を図り、町産材を売り込んでいく方針だ。