「ヒメマスの産卵」最盛期 福島県金山・沼沢湖、川を埋め尽くす

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産卵のために川を遡上するヒメマス=金山町・沼沢湖に注ぐ前ノ沢

 東京電力福島第1原発事故に伴い自粛されていたヒメマス漁が今年解禁された金山町の沼沢湖で、ヒメマスの産卵が最盛期を迎えている。湖に注ぐ「前ノ沢」では、多いときには500~600匹がひしめき合い、川を埋め尽くしている。

 沼沢漁協によると、湖に生息するヒメマスの大半が前ノ沢に遡上(そじょう)し産卵する。30センチほどの3、4歳魚で、赤い婚姻色に染まった雄がひときわ目立つ。

 今年は漁解禁に伴い、遡上するヒメマスの減少が心配されたが、今のところ産卵は順調という。産卵は11月末ごろまで続く見通しで、来年1月中旬ごろから孵化(ふか)が始まる。

 沼沢湖のヒメマスは一時、食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を上回る約200ベクレルの放射性セシウムが検出され、2012(平成24)年から漁などの自粛が続いていた。現在は基準値を安定的に下回っている。