福島県「高齢化率」28.7% 人口減少率全国2番目、15年国勢調査

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 総務省は26日、2015(平成27)年国勢調査の確定値を発表した。昨年10月1日現在の県人口は191万4039人で、前回10年調査より11万5025人(5.7%)減少した。このうち、65歳以上は54万2384人で前回より3万7933人増加。県人口に占める65歳以上の人口割合を示す「高齢化率」は過去最高の28.7%(前回比3.7ポイント増)で、全国23番目の高さだった。

 15歳未満は22万8887人で前回より4万7182人減少。県人口に占める割合は12.1%(同1.6ポイント減)で全国39番目の低さとなり、少子高齢化の現状が浮き彫りとなっている。「生産年齢人口」とされる15~64歳は112万189人で前回より11万6269人減っており、今後の地域経済の縮小などが懸念される。県人口に占める割合は59.2%(同2.1ポイント減)。

 県人口の減少率は全国で最も高い秋田県(5.8%)に次ぐ高さで、県は「少子高齢化や震災・原発事故に伴う県外避難が要因とみられる」と分析、「雇用確保や子育て支援など人口減少対策を進める」としている。

 全域が避難指示区域に指定されている富岡、大熊、双葉、浪江4町で人口ゼロ。葛尾村は18人で避難解除準備の宿泊者、飯舘村は41人で特別養護老人ホームの入所者だった。昨年9月に避難指示が解除された楢葉町は975人だった。

 7町村を除くと、県内で最も高齢化率が高かったのは金山町の57.5%、次いで昭和村54.8%、三島町50.6%などだった。15歳未満の割合が最も高かったのは鏡石町の14.5%、次いで西郷村14.4%、泉崎村14.0%など。15~64歳の割合が最も高かったのは広野町の67.9%で、西郷村63.2%、郡山市62.3%と続いた。

 県人口の確定値は、昨年12月に公表された速報値より433人増加した。県によると、速報値は調査世帯一覧、確定値は調査票に基づき算出される。世帯一覧に記入漏れがあったり、確定値算出の際、都道府県に疑問項目を照会した場合などで数字が変わるという。