蘆名氏築いた階段状石積みなど発見 北塩原・柏木城跡発掘調査

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 
新たに見つかった階段のような形状の石積み

 会津地方の戦国大名・蘆名氏が築いた北塩原村大塩の村指定史跡「柏木城跡」の主郭から、階段のような形状の石積みや火を使っていたとみられる炉跡などが新たに見つかった。村教育委員会の担当者は「蘆名氏の権威を示すような造り。城の全体像を描く手掛かりになる」と話している。

 村教委によると、発掘調査は国や県指定史跡に向けて、2014(平成26)年度に始まった。本年度は主郭の4地点を発掘したところ、最高標高地点の3~4メートルにある櫓(やぐら)台で階段のような形状の石積みを発見。別の地点では、調理や武器の修理など火が使われていたと想定される粘土の囲いや赤く変色した土、約50平方メートル規模と推定される建物の柱跡も確認されたという。

 柏木城は戦国時代の1584(天正12)年ごろに、丘陵を利用して築かれた山城。伊達氏が山形県の米沢市方面から会津地方に侵攻するルート上にあり、領地を守る要塞(ようさい)として重要な役割を担ったとされる。

 昨年度までの発掘調査では、約100メートルに及ぶ石積みの通路や、平らな石を水平に積み上げる「布積み」に似た建築法など、当時の先進的な技術が明らかになっていた。

 担当者は「石積みの規模や多彩な技術は、東北にある同時期の山城では珍しい」とみている。