福島県のいじめ「1220件」 県教委調査、過去最多・初の1000件超

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 国公立、私立を含めた県内の小中高校と特別支援学校が2015(平成27)年度に把握したいじめの件数が1220件となり、初めて1000件を超えて過去最多を更新したことが27日、文部科学省の集計で分かった。

 調査した県教委は件数増加について「昨年からいじめの認知基準を見直したことで、初期段階のものも積極的にいじめと捉えるようにしたため」としている。

 総数は14年度比338件の増。1000人当たりの認知件数は5.8件で、全国順位は多い方から数えて42番目。

 県教委によると、公立学校のみのいじめ認知件数は小学校605件、中学校466件、高校84件、特別支援学校5件で計1160件。このうち「いじめが解消した」と「一定の解消が図られた」件数は1140件で、全体の98.3%を占めた。

 実態は「冷やかし、からかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」といった言葉によるいじめが54.4%で半数を超え、「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする」など身体への物理的ないじめが16.3%、「仲間はずれ、集団による無視」など集団でのいじめが11.8%で続いた。学年別では、小学生は5年生が最多で136件、中、高校生は1年生が多く、それぞれ216件、36件だった。

 文科省によると、本人が直接いじめの被害を訴えて発覚したケースは全体の2割程度にとどまる。教職員、保護者ら周囲が児童生徒の変化やいじめの兆候を見逃さないことが求められる。