鷹匠、カラス撃退に一役 福島県郡山の菊地さん、県内外で活躍

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タカ飛ばしを行う菊地さん。タカは一気に上空へ上がり、数分後にカラスの鳴き声が聞こえ始めた=郡山市

 都市部でカラスなど害鳥によるフン害や鳴き声が問題となる中、タカを飼育・訓練する専門家「鷹匠(たかじょう)」が撃退に一役買っている。郡山市で猛禽(もうきん)カフェ「ファルコン」を営む鷹匠の菊地誠一さん(56)は今年2月、ハトやカラスを追い払う「タカ飛ばし」を始め、県内外へ、タカと"飛び回って"いる。

 菊地さんが最初に「タカ飛ばし」をしたのは、長年カラスのフン害に悩まされてきた郡山市中央商店街。電柱や木々にとどまるところを狙って、タカを夕空に放つと、カラスがあわてたように鳴き声を上げて退散。効果を実感し、山形県の花笠祭りへも出向くなど活動の幅を広げている。

 タカ飛ばしは通常、週3日のペースで数週間続ける。すると、カラスが「なわばりが奪われた」と認識し、近寄らなくなるという。

 タカを使った害鳥駆除について菊地さんは「タカ飛ばしは無駄な命を落とさずに済むやり方」と説明。一方で、害鳥被害については「生ごみを夜中に捨てたり、ごみ集積所に防護ネットを付けていなかったり、人間側にも問題はある」と指摘した。

 タカ飛ばしは1羽につき6万円(初回)ほど。問い合わせはファルコン(電話024・983・7997)へ。