境内に88カ所霊場、福島県楢葉・大楽院で開眼式 避難した檀信徒とつながりを

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再現された88カ所の霊場を参拝する檀信徒ら =楢葉町・大楽院

 88カ所の霊場を巡礼すると願いが成就するとされる「四国遍路」にあやかり、楢葉町の大楽院は境内に88カ所の霊場を再現した。開眼式が30日、現地で行われ、檀(だん)信徒らが参拝した。

 酒主秀寛住職(45)は「檀信徒だけでなく、多くの人に参拝してほしい。そして、いつの日か四国88カ所を参拝してもらえれば」と願っている。

 同院によると、全国でも珍しい試み。本殿を囲むように徳島、高知、愛媛、香川4県の霊場を建立。本殿の周りを歩けば、全ての霊場を巡れるようにした。

 霊場の再現に向けては四国88カ所を5回巡礼した酒主明寛名誉住職(79)が構想を温め、原発事故による避難指示が昨年9月に解除されたことを受け、檀頭の芦口一美さんらの協力で準備を進めてきた。原発事故で避難した檀信徒が同院を訪れ、つながりを一層強くしたいとの思いも込められている。