学力向上へ「指導力」強化へ 福島県教委、学校ごと目標設定

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 県の教育政策の指針となる第6次県総合教育計画(2013~20年度)が来年度後期段階に入るのを前に、県教委は1日、学力向上策を盛り込んだアクションプランの素案を示した。

 児童生徒が自主的に学習に取り組むアクティブラーニング(能動的な学習)を推進するため教員の指導力を磨くことや、全国学力テストでの他県との比較など分析結果を公開し、児童生徒の学習意欲を引き出す。学校ごとに学習目標を設定し、学力向上に向けた取り組みに明確な成果を示す。

 鈴木淳一教育長が1日、県庁で開かれた第2回県総合教育会議で明らかにした。計画策定から4年が経過し、全国学力テストや問題行動調査の結果、子どもを取り巻く環境が急激に変化していることなどを踏まえてプランを策定する。素案は「頑張る学校応援プラン」と題し、五つの重要施策を打ち出した。

 このうち、学力向上に向けた施策は、児童生徒の各科目に対する関心を高め、授業へ積極的に取り組む姿勢を育てるための教員の指導力が必要になる。

 全国学力テストなど各種データや他県と比較した分析結果を県教委のホームページに公開し学習成果を「見える化」することで、学力を伸ばすための課題を明確にする。

 全国学力テストで算数、数学の本年度平均正答率の順位は46都道府県(熊本を除く)で小学6年の算数Aが27位(前年度33位)、算数Bが33位(同44位)、中学3年の数学A43位(同44位)、数学B42位(同44位)と低迷している。

 県教委は「理数教育充実事業」やコアティーチャー(中核教師)による研究授業、学校での訪問指導など教職員の指導力を押し上げる取り組みで改善を図ってきたが、地域や学校によって学力の差が出るなど県全体での改善に至っていない。