共済リンクル男性提訴 福島県内初、女性が損害賠償を求める

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 高配当をうたい多額の出資を募っていた自称共済団体「しあわせ共済リンクル」(東京都)に預けた出資金が本県と宮城県の出資者を中心に回収できなくなっている問題で、金を預けた県北地方の女性が、同団体の運営会社の取締役とされる南相馬市の50代男性に1000万円の損害賠償を求め、福島地裁に提訴したことが2日、分かった。

 出資者の相談を受けている県弁護士会有志によると、この問題による提訴は県内で初めて。

 提訴は10月7日付。訴状によると、女性は2013(平成25)年2月ごろ、男性から同団体に関する説明や預金の勧誘を受け、同団体の口座に1000万円を振り込んだ。その後、配当を受けていたが、今年5月に同団体事務局長の男性が自殺して以降、預金の払い戻しが受けられなくなった。

 女性は同団体が違法な金銭配当組織だったとした上で、「男性が違法行為を推進し、運営会社の取締役としての監視義務を怠った」と主張している。

 男性は福島民友新聞社の取材に対し、「訴状ではリンクル側の人間とされているが、自分は全然関係ない」と話した。

 第1回口頭弁論は30日午前11時30分から。

 同問題を巡っては、仙台市の弁護士が弁護団を結成。出資した約60人がこの男性らに6億円程度の損害賠償を求めて仙台地裁に集団提訴する予定。

 県内では弁護団を結成せず、県弁護士会有志が出資者からの要望があれば個別に提訴を検討する。