白河名所「360度の眺め」 疑似体験できる!スマホや専用眼鏡でVR

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スマートフォンをかざすと白河の景色が360度楽しめる(写真はJR白河駅前を専用のカメラで撮影した画像)

 白河市の白河青年会議所(JC、安部和幸理事長)は同市をはじめとする県南地方への観光誘客に向け、バーチャルリアリティー(VR)を駆使した取り組みを始めた。スマートフォンや、スマートフォンをセットした専用眼鏡を装着すると白河周辺の観光スポットを疑似体験できる「しらかわVRマップ」を開発。郡山市で5日に開かれるイベントでお披露目する予定で、メンバーは「新たな形で白河の魅力を伝えたい」と意気込む。

 「VRを使って白河の良さを発信できないか」。同JC情報発信委員長の成井匠さん(35)の一言がきっかけだった。東京でゲーム会社に勤務した経験がある成井さんは、VRの可能性にいち早く着目。今年1月に委員長に就任して以降、メンバーに説明しながら準備を進め、9月に撮影を開始し、マップ完成にこぎ着けた。

 マップは、「どこにいても、携帯一つで白河の魅力を体感」がうたい文句。同市の小峰城跡三重櫓など200地点以上の観光スポットの風景を、スマートフォンの画面を見たい方向にかざすだけで360度楽しめる。さらに、専用眼鏡にスマートフォンを取り付けると、さまざまな観光スポットや田園風景などに自分がいるかのように疑似体験できる仕組みだ。

 メンバーは9月以降、それぞれの仕事をしながら、休日を利用して提供する画像の撮影に取り組んだ。「白河を良くしたいと思っている人がほとんど。これが白河の力」と成井さん。撮影を通じて新たな発見も多かったといい「約20年住んでいるが、こんな魅力のある街とは知らなかった」と振り返る。

 成井さんは、同マップを情報発信の中核にすべく、市民への広がりを期待する。「撮影用のカメラは貸し出すこともできる。高校生など市民全員に撮影してもらい、地元の人だからこそ知る映像を増やしたい」と成井さん。"市民発"の情報発信が、観光誘客につながると信じている。

 同マップは5日、郡山市のビッグパレットふくしまで開かれるマジカル福島のイベント「マジカルフェスティバル」で正式にお披露目される。

 観光スポットなどを疑似体験できる専用眼鏡は、白河市の公共施設や観光関連施設、東京都のアンテナショップなどのブースに配置。自分のスマートフォンを使って映像を楽しめる。同マップは、専用のホームページ(http://360shirakawa.jc166.jp)から接続でき、見たいポイントを選択すると動画サイトのユーチューブ(YouTube)で閲覧できる。