只見シャクヤク医療に、漢方薬の原料収穫 会津医療センター、来年度にも活用

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シャクヤクの根を収穫する参加者

 漢方薬の原料となるシャクヤクの生産団体「クラウドゥ只見」は3日、只見町でシャクヤクの収穫作業を行った。収穫したシャクヤクは、福島医大会津医療センター(会津若松市)が来年度にも、臨床現場で活用する方針。

 シャクヤクはボタン科の多年草。根の部分は血の流れを良くするなどの効能があり多くの漢方薬に配合されており、需要が多い。  しかし、収穫できるまで4、5年と栽培年数が長いことなどから国内では生産が進んでおらず、流通しているシャクヤクの大半は中国産だ。

 同団体は町の農家ら約10人で構成し、シャクヤク生産を通した地域活性化を目指している。薬草栽培に関心を持ったメンバーの働き掛けで結成、漢方薬の卸売りメーカー大手の栃本天海堂(大阪市)と連携し、2012(平成24)年に同町の畑約90アールでシャクヤクの栽培を開始した。

 15年冬にはシャクヤクの根を初めて収穫し、漢方薬の原料として十分な品質結果を得た。国産のシャクヤクは農薬管理や栽培履歴を把握しやすいため、中国産と比べて安全性が高いとされ、会津医療センターも同町のシャクヤク栽培を支援している。

 2年目を迎えた同日の収穫作業には、クラウドゥ只見や同社、同センターから約30人が参加。スコップで根を掘り起すなど収穫に汗を流した。