サブカルで魅力発信、マジカル福島開幕 鶴ケ城でコスプレ、痛車や声優トーク

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ライトアップされた鶴ケ城をバックにコスプレ撮影を楽しむ参加者=3日午後、会津若松市

 3日に開幕した「マジカル福島」は、アニメやコスプレなどのサブカルチャーを中心としたイベントを通し、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興へと歩む本県の力強さや魅力をアピールしている。また、県内外から集ったコスプレイヤーや「痛車(いたしゃ)」のオーナーらの新たな交流も生まれている。

   会津若松市のやすらぎの郷会津村では「福島Moe祭2016」が開かれ、アニメや漫画のキャラクターを車体に描いた「痛車」が展示された。

 全国から痛車約70台が集まり、参加者は自慢の車を写真に収めたり、情報交換していた。本県での痛車イベントはまだ数が少ないという。痛車に乗っている人たちでつくる「会津痛魂(いただま)」の星淳弥さん(24)は「大勢の人が集まってくれたことに感謝したい。コミュニケーションの輪が広がる」と期待していた。

 アニメ「機動戦士ガンダムSEED」のキラ・ヤマト役などを演じた保志総一朗さん(会津若松市出身)や伊達市のPRアニメ「政宗ダテニクル」で伊達氏宗役を務めた遠藤広之さん(福島市出身)ら声優のトークショーも繰り広げられた。

 JR郡山駅西口駅前広場で行われたオープニングセレモニーでは、実行委員長の浅尾芳宣福島ガイナックス社長、吉崎賢介郡山市副市長があいさつ。スパリゾートハワイアンズのダンシングチームが華麗な踊りを披露した。

 浅尾実行委員長や市のイメージキャラクター「がくとくん」らがステージから、本県産の餅をまいて、会場を盛り上げた。このほか郡山市のご当地アイドル「せせらぎ小町」のライブなども行われた。

 会津若松市の鶴ケ城で開かれた「お城deコスプレナイトin鶴ケ城」は、歴史とアニメや漫画、ゲームなどを融合させたイベント。「お城を舞台にしたコスプレイベントは全国初」(担当者)といい、キャラクターに扮(ふん)したコスプレイヤーがライトアップされた鶴ケ城の前に集まり、記念撮影などで交流した。

 会津でのイベントを担当した福島ガイナックスの影山隆雄さん(27)は「歴史とサブカルチャーという特殊なシチュエーション。めったにできない掛け合わせで新時代のイベントとも言える」と狙いを語った。影山さんは「震災から約5年7カ月以上が経過した今、個人的には、復興というより元気な福島を発信する時期に来ていると感じる」と話した。

 マジカル福島は、4日以降も多彩なイベントが繰り広げられる。

 4日はいわき市で「マジカル☆ハワイアンズ」を開催。コスプレコンテストや声優のトークショーなどが行われる。5日に郡山市で開かれる「マジカルフェスティバル」では、シンガー・ソングライターの中西圭三さんや「Pyxis」「A応P」などのアーティストがライブを繰り広げる。6日は南相馬市でドローンの体験イベント「ドローンインパクトチャレンジ」が行われる。

 詳細はマジカル福島のホームページ。問い合わせは実行委員会事務局の福島ガイナックス(電話0247・61・6341)へ。