富岡町長、17年4月・避難解除に意欲 「国は現実的でない」

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 東京電力福島第1原発事故に伴い全町避難が続く富岡町は5日、東京都内で町政懇談会を開いた。帰還困難区域を除く地域の避難指示を巡り、宮本皓一町長は「来年1月末か2月初めの時期には『4月には解除します』と決定したものを示せると思う」と述べ、町が目指す来年4月の解除実現に意欲を見せた。政府は来年1月中に解除する案を示していた。

 懇談会で政府は来年1月に解除する案を町民に改めて示した。

 町民からは「なぜ(町が目標としている来年4月より)早めるのか。不安が解消されなければ町に帰りたくても帰還しない人が多い」「来年4月になったら町に帰れると思って生活してきた町民がいる」と反発する声が上がった。

 宮本町長も「国の考えは現実的ではない」と強調した。政府の担当者は町民の意見を踏まえ、町と協議して解除時期を判断するとしている。
 このほか、町は帰町検討委員会が「帰還開始の準備はおおむね整っている」などとまとめた、帰還に向けた現状評価や町内の除染、生活インフラの整備状況などを説明した。

 町政懇談会は12、13の両日、いわき、郡山の両市でも開かれる。