「白河の食」全国発信 福島県内自治体初、地銀セレクション参加へ

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「市の期待に応えたい」と意気込む谷口社長

 白河市が県内の自治体として初めて、東邦銀行など全国52行による「地方銀行フードセレクション2016」(8、9日・東京ビッグサイト)に参加する。市と東邦銀行が締結する包括連携協定の一環で、市内の5社が出展する。市は「地元商工業者を支援し、地域資源をPRしたい」としている。

 セレクションは11回目の開催で、業者と、地域の食品・食材を求めるバイヤーとのビジネスマッチングの機会を提供する。企業・団体が単独で出展するケースが多いが、市は販路拡大や地方創生につなげようと、協定に基づき出展の予算を確保。単独での参加が難しい地元業者にマッチングの機会をつくる。市も「白河産米」をPRする。地元業者が作る多彩な商品を提供することで、単独の商品ばかりでなく「白河ブランド」を広く発信する機会にしたい考えだ。

 行政と金融機関、地元業者の3者が連携した取り組みに、市商工課は「企業の販促はもちろん、雇用などの相乗効果も生み出したい。さらに連携を強めていきたい」と強調。同行も「包括連携協定に基づく非常にありがたい取り組み。業者に対しても心強い支援になる」と期待を寄せる。

 販路拡大に意気込み

 介護食などを手掛ける「しらかわ五葉倶楽部」は、市の取り組みを歓迎する。谷口升太社長(46)は「市の期待に応えたい」と販路拡大へ意気込む。

 今年6月の社長就任以降、介護食だけでなく、学校給食への冷凍野菜の提供など販路拡大を進めてきた。セレクションには桃を使ったジャム「ももれーど」などを出展する予定で、販路を一般消費者にも広げたいとする。「地元の食材を使い、生産者と二人三脚で安全でより良い商品を提供していきたい」と話した。

 セレクションには県内から白河市など18団体が参加する。同市からはしらかわ五葉倶楽部のほか、有賀醸造、斎藤商店、根田醤油、こまやの4社が出展する。