西郷村議と妻逮捕 日本語学校留学生の不法就労あっせん疑い

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 日本語学校の幹部が留学生に就職先をあっせんし、入管難民法が定めた上限時間を超えて働くのを助けたとして、県警組織犯罪対策課は8日午前8時5分ごろ、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いでいずれも西郷村、西郷村議で日本語学校「新白河国際教育学院」(同村)の学院長(57)、同校副学院長で学院長の妻(53)の両容疑者を逮捕した。県警によると、日本語学校を不法就労をあっせんした疑いで摘発するのは異例で、県内では初摘発。

 逮捕容疑は、留学生3人が1週間に28時間を超える労働ができない在留資格と知りながら、須賀川市の食品加工会社と白河市の飲食店でパート従業員として働けるようあっせんし、週28時間を超えて働き、報酬を得るのを助けた疑い。3人のうち2人は昨年夏ごろから、もう1人は同年冬ごろから法定の上限を超えて働いていた疑いがある。3人のうち1人は最大で週61時間働いていたという。

 3人の留学生は月に16万~18万円の収入を得ていたとみられる。捜査関係者によると、同校には10月末現在で48人が在籍し、その約半数が28時間を超えて働いていたとみられるという。捜査関係者によると、就労のあっせんは主に副学院長が行い、学院長がトラブルなどの対応に当たったとみられるという。

 県警は同校が留学生に長時間労働をあっせんしている疑いがあるとの通報を受け捜査していた。県警は両容疑者が経営する同校に支払う学費を捻出させる目的で、留学生らに勤務先をあっせんしたとみて詳しい経緯などを調べている。

 県警によると、学院長は「(3人の勤務時間が)28時間を大幅に超えるとは思っていなかった。初めて知った」、副学院長は「(勤務先は)1社しかあっせんしていない」と供述し、いずれも容疑を否認しているという。県警は9日、両容疑者を地検郡山支部に送致する。県警は8日までに、同校や両容疑者の自宅などを家宅捜索し、関係資料を押収した。