1号機・建屋カバー解体終了 福島第1原発、がれき撤去調査へ

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 東京電力は10日、昨年7月から進めてきた福島第1原発1号機の原子炉建屋を覆うカバーの解体作業を終えた。建屋カバーを構成する壁パネル18枚のうち、最後の1枚を取り外した。今後、建屋内の使用済み核燃料プールに残る燃料392体を取り出すため、建屋上部のがれき撤去に向けた調査を本格的に進める。

 燃料取り出しに向けた作業が先行する3号機では、機器のトラブルでがれき撤去が遅れたり、建屋上部の除染に時間がかかったりして工程がずれ込んでおり、1号機でも確実に作業が進められるかが課題となる。

 1号機の建屋カバーは放射性物質の飛散抑制のため、2011(平成23)年10月に設置。昨年10月までに屋根パネルを外し、今年9月13日から側面の壁パネルの撤去を進めていた。最後の撤去作業は10日午前6時ごろから始まり、約25分で終了。東電は9月の撤去開始以降、「放射性物質濃度を監視しているダストモニタなどに有意な変動はなかった」としている。

 東電と政府の廃炉工程表では、来春ごろから建屋上部のがれきを撤去。19年度から2年ほどかけて燃料取り出し用の装置を備えた新しい建屋カバーを設置し、燃料取り出しは21年3月までの開始を目指す。