東邦銀行が減収減益 9月中間決算、マイナス金利政策影響

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 東邦銀行(福島市、北村清士頭取)が10日発表した2016(平成28)年9月連結中間決算は、経常収益が351億4200万円(前年同期比1.3%減)、経常利益が57億1800万円(同31.7%減)、純利益が38億2500万円(同70.5%減)の減収減益となった。純利益の減益は、前年同期に関連会社の連結子会社化に伴う特別利益を計上したことが大きく影響した。

 日銀のマイナス金利政策などを背景に貸し出しや運用金利が低下したほか、株式市場の低迷で有価証券関係の売買益が減少したことなどが響いた。

 一方で、個人や企業などに積極的に貸し出しを進めた結果、銀行単体では経常収益が前年同期を上回り、経常利益、純利益は減益となったものの、当初の業績予想を上回ったとしている。

 ◆中間配当は1株4円

 預金などの総預かり資産残高は前年同期より1287億円増の5兆8884億円。連結の自己資本比率は前年同期から0.23ポイント低下した9.88%となった。中間配当は前年同期と同じ1株当たり4円。

 福島市で会見した北村頭取は「業績予想を上回ることができた。日銀のマイナス金利政策は時間軸が示されておらず、利ざやの縮小が続けば(経営に)ボディーブローのように効いてくる」と述べ、一層の収益力向上やコスト削減などに取り組む考えを示した。

 ◆通期の連結業績予想5億円ずつ下方修正

 東邦銀行は10日、通期の連結業績予想をいずれも当初予想から5億円ずつ引き下げ、経常利益115億円、純利益80億円に下方修正した。