南相馬・鶏足神社に『新みこし』 新潟・牡丹山諏訪神社氏子寄贈

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鶏足神社に寄贈されたみこし=南相馬市鹿島区

 南相馬市鹿島区の鶏足(けいそく)神社に12日、新潟市の牡丹山諏訪神社の氏子からみこし1基が贈られた。鶏足神社は来年3月に、12年ごとの酉(とり)年に海水でご神体を清める神事「お浜下り遷宮祭」が行われ、今回寄贈されたみこしはこの際に地域の子どもたちが担ぐみこしとして活用される。

 みこしは牡丹山諏訪神社の氏子である牡丹山2区自治会が約35年前に製作したもの。同自治会はみこしを新調することから、引き取り手を探していた。氏子から相談を受けた同神社の寺山仁文禰宜(ねぎ)(44)が知人を介して鶏足神社の森幸彦宮司(57)と知り合い、同神社への寄贈が決まった。

 贈呈式は鶏足神社で行われ、新潟側からは神社関係者や氏子らが出席。自治会を代表して出席した武田厚年さん(81)は「南相馬で有効に活用してもらうことで、みこしも喜んでいるだろう」とあいさつ。鶏足神社氏子総代長の今野初夫さん(67)は「復興に向けて励んでいきたい」と謝辞を述べた。

 東日本大震災の津波で、鶏足神社の氏子が住む北海老などの沿岸部が被災。住宅の流失や住民の移転などに伴い、氏子は大幅に減少しているという。今野さんは「今後担ぎ手をいかに確保していくかが課題だ」と指摘する。

 今回寄贈されたみこしは、26日の鶏足神社の秋季例大祭でお披露目されるという。