双葉病院訴訟が終了 2遺族が東電と和解、避難で患者死亡

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 東京電力福島第1原発事故直後に双葉病院(大熊町)から避難し、死亡した当時62歳と同67歳の男性患者2人の各遺族が、東電に3300万円の損害賠償を求めた訴訟は17日までに、東京地裁(東亜由美裁判長)でいずれも和解が成立した。遺族側の代理人弁護士への取材で分かった。

 同弁護士によると、同病院から避難した患者の死亡を巡る訴訟は同地裁などで計10件起こされたが、この2件で現在のところ全てが終了した。

 この2件の和解内容は開示しないことになっているが、東電側が原発事故と患者の死亡との間に因果関係があったと認め、和解金を支払う内容とみられる。9月に結審した後、東裁判長が和解を勧告していた。和解成立は今月7日付。

 これまでの弁論で遺族側は「患者が死亡したのは原発事故が原因」と主張。東電側は原発事故と患者死亡に因果関係があったと認める一方、本人の病気や地震による影響を踏まえ賠償を減額すべきとしていた。

 同様の訴訟10件のうち、5件は各遺族への賠償支払いを東電に命じた東京地裁の判決が確定。福島地裁、地裁いわき支部、千葉地裁各1件の訴訟では遺族と東電との間で和解が成立している。