小・中学校、幼稚園の再開18年4月 葛尾村、1年先送り決定

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 葛尾村は17日、村役場で村総合教育会議を開き、村内での小・中学校、幼稚園の再開時期について、目標としていた2017(平成29)年4月から18年4月に延期することを決めた。

 保護者や行政区長らでつくる村学校再開検討委員会が10月にまとめた報告書を基に、篠木弘村長と村教委が判断した。村の避難指示は帰還困難区域を除いて6月に解除されたが、村に戻った住民は今月1日現在で99人(7.4%)にとどまっている。村内の生活環境が十分に整っていないことから、報告書では、安心して通えるか判断する準備期間を設けるため「18年4月の再開が望ましい」としていた。

 学校の再開時期については、保護者からも「避難先からの通学は負担が大きい」など延期を求める声が上がっていた。今年1月に保護者を対象に村が実施したアンケートでは、回答した51世帯78人のうち、17年4月に再開した場合に村内の学校に通うと答えたのは4世帯5人のみだった。

 篠木村長は会議後、「保護者の意見や報告書を尊重して判断した」と話した。また、再開に向けて子どもたちが村内で学習する機会も設けていく考えを示した。現在行っている小・中学校校舎の改修工事や体育館の新築工事は本年度中に完了する。