福島県労働時間、全国最長 復興業務増、人手不足続く

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 福島県内企業の労働者1人当たりの月総労働時間は、都道府県別のデータがある昨年3月で全国平均を14.2時間上回る160.2時間と、全国で最も長いことが厚生労働省の調べで分かった。

 また、県内の昨年の年間総労働時間は全国平均を153時間上回った。復興関連業務の増加や東京電力福島第1原発事故の住民避難により人手不足の状態が続き、長時間労働を強いられるケースが増えているとみられる。

 県内企業の総労働時間は、全国平均より長い傾向にあった。県内、全国とも、リーマン・ショックを機に労働時間は2009(平成21)年に激減、その後は景気回復とともに増えた。

 12年以降、全国では減少傾向にある一方で、本県では増え続け、全国との差が拡大。全国を100時間以上上回る水準で推移し、都道府県別で13年は2番目、14年は3番目に長い。

 総労働時間に含まれる時間外労働(所定外時間)も全国平均との差が広がっており、15年は年156時間で全国より24時間長い。

 県内の労働時間(15年)を産業別にみると、医療・福祉や卸売・小売業、飲食サービス業で全国平均との差が大きい。

 県によると、本県ではパート従業員の比率は23.3%で、全国平均(29.8%)に比べて低い。しかしパート従業員の総労働時間は月106.8時間で全国で2番目に長い。このため小売業や飲食サービス業などパート従業員の比率が高い職種の労働時間は全国平均と比べて長く、全体の総労働時間も長い傾向にある。