福島ユナイテッド...最終戦飾れず サポーター「もっとゴールを」

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試合が終わり、肩を落としてベンチに引き揚げる福島ユナイテッドイレブン=藤枝総合運動公園サッカー場

 J3参入3年目は苦い経験を重ねたシーズンとなった。敵地の静岡県藤枝市・藤枝総合運動公園サッカー場で20日行われた最終節。福島ユナイテッドFCは敗れ、順位は過去最低となる14位。厳しい現実を目の当たりにしながらも、サポーターは声を上げ、来季の飛躍を願った。

 「心の持ち方を変えなければならない」。試合終了を告げるホイッスルが鳴り響くと、渡辺匠選手(いわき市出身)はピッチに倒れ込んだ。今季、J2横浜FCから完全移籍した渡辺選手。プロとしての厳しさを知る34歳のベテランは、選手の精神面の弱さを低迷の要因に挙げた。「試合に出ることの重みやサッカーで飯を食うことの大変さをどれほど真剣に考えているのか」。険しい表情を崩さない渡辺選手。「それを伝えられなかった」とも語り、自らを責めた。

 今季の初戦を引き分けたチームが初勝利を挙げたのが第4節。そこから波に乗るかに見えたが、順位は思うように上がらなかった。主将の石堂和人選手(34)は「チームを一つにできたかといえば、そうではなかった」と明かした。勝ちへのこだわりや、けがをした選手に代わって出場した選手が活躍するようなチーム内の競争が足りなかったと感じていた。「来季の開幕までに気持ちを前面に出せるチームにしなければならない」と危機感を募らせた。

 最終戦には敵地にもかかわらず、多くのサポーターが詰め掛け、声援を送り続けた。敗戦にも、福島市の会社員根本佳苗さん(27)は「何があってもサポーターはやめない」と話した。「勝ってほしい。もっとゴールが見たい」。サポーターは来季、強い福島の姿が見られることを望んでいる。