おかえりなさい千手観音像 昨年夏から修復、福島・石川の正法寺

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 
修復を終え白花山正法寺に戻った「谷地木造千手観音菩薩立像」

 福島県石川町谷地の白花山正法寺の本尊で町指定有形文化財の「谷地木造千手観音菩薩立像」の修復が終わり20日までに、同寺に搬入された。

 菩薩立像は老朽化により昨年7月から町による修復作業が行われていた。

 修復費用は、同町の鉱物研究を通して学校教育に尽力した故三森たか子さん(享年93)が町に寄付した3千万円のうち、1千万円を充てた。

 修復は三森さんの遺志だった。同寺本堂の修復なども行われた。

 修復作業を監修した、県文化財保護審議会委員で東京家政大の若林繁教授が、菩薩立像について解説。菩薩立像は作風や構造から鎌倉時代に中央で造られたとみられ、中央とつながりがあり、この地を治めていた石川一族がもたらしたと考えられるという。

 この日は多くの地域住民が菩薩立像を迎えた。谷地区長の南條英一さん(61)は「改めて地域住民の関心が高まると思う。しっかり守っていきたい」と話した。