会津若松のシゲキ、市に3000万円寄付 本紙の記事がきっかけ

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室井市長に目録を手渡す小山社長(中央)=22日、会津若松市役所

 会津若松市の不動産業シゲキ(小山繁信社長)は22日、貧困に苦しむ子どもたちのために活用してもらおうと、会津若松市に3000万円を寄付した。多額の浄財を寄せたきっかけは、本紙の子どもの貧困問題を報じた記事だった。

 記事は、子どもの貧困が社会問題化する中、会津若松市のNPO法人寺子屋方丈舎が昨年秋に始めた「子ども食堂」の取り組みを報じる内容だった。小山社長は「福島民友新聞の記事を見て、すぐ近くに食事に困る子どもがいることに驚いた。貧困に苦しむ子どもを何とか支援したいと寄付を決めた」と語った。

 市は今回の寄付を契機に、貧困に苦しむ子どもの支援に乗り出す。まずは浄財を活用した基金を来年度中に創設し、さまざまな支援を講じていく方針だ。室井照平市長は「子どもたちが負の連鎖から立ち上がれるように活用させてもらう。しっかりと子どもたちを支援していきたい」と語った。

 贈呈は22日、市役所で行い、小山社長が室井市長に目録を手渡した。本紙連載「子どもに未来を」も深刻に捉えているという小山社長は「寄付が呼び水となって多くの賛同者が現れ、子どもたちの支援に手を上げてくれることを願う。皆の助け合いで子どもの貧困をなくせたらいい」と話した。

 室井市長から、小山社長に感謝状が贈られた。シゲキの小沢律総務経理課長が同席した。