「燃料プール」冷却が一時自動停止 福島第2原発・3号機

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 東京電力によると、本県沖の地震により、22日午前6時10分ごろ、福島第2原発3号機の使用済み核燃料プールの冷却が自動停止した。東電は安全を確認した上で午前7時47分に冷却を再開させた。プール冷却水の水源となっているタンクの水面が地震で揺れ、水位低下を検知した可能性が高く、水漏れや放射性物質の漏れはないとしている。

 しかし、東電が報道機関に向けて一斉連絡をしたのは冷却停止から約2時間後の午前8時ごろだった。

 核燃料は使用後も熱を出し続けるため、プールの水の中に沈めて冷やし続ける必要がある。プールの水を循環させるための水源となっているタンクで水位低下警報が発生、水を循環させるポンプが自動停止した。周囲を点検し、タンクやポンプに異常が確認されなかったため運転を再開した。

 東電は3号機のみ警報が鳴った原因について、ほかのプールに比べてタンクにたまる水の量が少なかったことから、水面が大きく揺れたとみている。プールには核燃料2544体が保管されていた。東電福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者は「ご心配をお掛けし申し訳ない」と陳謝。菅義偉官房長官は記者会見で「安全最優先で政府として対応していく」と述べた。

 3号機のプールは、冷却が止まると1時間当たり0.2度程度、水温が上昇する。停止時の水温は29.3度で、約1時間半の停止で29.5度に上昇した。