錦織圭選手ら復興に勇気 慈善イベントに大熊中テニス部員招待

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 日本テニス協会は26日、東京・有明コロシアムで開いたチャリティーイベント「日清食品ドリームテニスARIAKE」に、東京電力福島第1原発事故で会津若松市に避難する大熊町の大熊中テニス部員を招待した。部員9人は世界で活躍する錦織圭選手らと触れ合い、元気と困難に立ち向かう勇気をもらった。

 ドリームテニスは、東日本大震災からの復興応援の一環で被災地に元気を届けようと錦織選手と元テニスプレーヤー松岡修造さんが発起人となり始まり6回目。世界で活躍する選手や現役を引退した選手らを招いて開かれている。

 大熊中のテニス部員らは世界ランキング5位の錦織選手と元世界ランキング1位のアンディ・ロディックさんとの対戦や、錦織選手の師匠マイケル・チャンコーチとペアを組んだ試合などを間近で観戦した。試合終了後は日本テニス協会から東北テニス協会への寄付が行われ、部員代表の池田雄真部長(2年)らに目録が手渡された。錦織選手は「依然として震災で苦しんでいる地域をイベントを通して手助けできればうれしい」とあいさつした。

 観戦席には松岡さんが駆け付け、サインや写真撮影に応じた。松岡さんは「生徒らの思いを力に変えて、これからも復興のために取り組む」と熱く語った。松岡さんから言葉を掛けられた車いすテニスに励む七海久玲愛(くれあ)さん(1年)は「プロ選手のプレーはとても参考になった。練習してうまくなりたい」と笑顔を見せた。