東京・渋谷の中心に...飯舘の『までい』 地元商店街が石碑建立へ

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石碑の設置に向けて準備を進めている塚越さん

 東京電力福島第1原発事故からの復興支援として、東京・渋谷公園通り商店街振興組合(小松原一雄理事長)は、同商店街の花壇に飯舘村の村づくりテーマ「までいライフ」の文字を刻んだ石碑を建立する。12月2日には菅野典雄村長も出席し、石碑除幕式を行う。今回の活動趣旨に賛同した脚本家の倉本聰さん(81)も特別ゲストとして除幕式会場に駆け付け、復興への歩みを進める村民にメッセージを送る予定だ。

 企画立案に携わった渋谷公園通り商店街振興組合の塚越栄光さん(41)は「原発事故は『知らない』では済まない。渋谷の中心部に石碑を設置し、震災と原発事故の記憶の風化を食い止めたい」と話す。

 「丁寧に」「心を込めて」などの意味が込められた土地の言葉「までい」は、原発事故で避難生活を余儀なくされながらも古里の一日も早い復興を願ってきた村民にとって特別な言葉だ。その言葉を同村産の石に刻み、村復興への思いを、国内外から多くの人が訪れる渋谷の中心部から発信する。

 花壇には石碑とともに、相馬農高(南相馬市)の生徒たちが栽培したシクラメンを植栽する。

 同組合は震災後、被災地支援活動に取り組んできた。2013(平成25)年には村内の特別養護老人ホーム「いいたてホーム」に、「村民の帰還を待つ」の願いを込めて渋谷のシンボル「忠犬ハチ公」のオブジェを贈った。